スーパーチェリムキュウコン 〜真夏の暑苦しいおっさんver〜

キュウコン フレアドライブ しっぺがえし  ほえる     まもる    @ほのおのジュエル
チェリム  ギガドレイン  やどりぎのたね にほんばれ   まもる    @たべのこし
ランドロス じしん     いわなだれ   ばかぢから   とんぼがえり @こだわりスカーフ
メタグロス コメットパンチ しねんのずつき アームハンマー まもる    @ラムのみ
ロトム  ボルトチェンジ ハイドロポンプ でんじは    まもる    @オボンのみ
サザンドラ りゅうせいぐん あくのはどう  かえんほうしゃ まもる    @ハバンのみ

以前から持っていたチェリムキュウコンを、BW2verに改良したもの。対雨と対トリパへの意識を強め、さらにバンギラスも選出させにくいようにアレンジした。

全体としての立ち回りは、ランドロスと水ロトムの交換技によってキュウコンないしチェリムを出し入れし、いかくのばら撒きやダメージの蓄積を狙う。相手からの反撃はチェリムのフラワーギフトで抑えれるため、相手の撹乱をしつつペースを掴んでいく。最終的には600族3体の攻撃圏内まで入れることが目標。後ろ4体の戦闘能力が高いため、晴れを完全に捨てて選出することも十分可能になっている。

では個々に解説していく。


キュウコン

フレアドライブ しっぺがえし ほえる まもる @ほのおのジュエル
H4 A252 S252 ようき

 キュウコンの攻撃力は過去の記事を参照してもらいたい。晴れなければ使い道がなくなり腐ってしまうので、バンギラスを見たら選出しなくてもよい。今回はサブの炎技要因としてサザンドラを採用しているので、ハッサムナットレイを見たら必ずキュウコンを、ということはしなくてもよくなった。基本的にはフレアドライブで突っ込むだけだが、天候の取り合いが発生しそうな場合はがんがん交換しまくってもよい。このパーティには交換技が2つ(必ずどちらかが選出される)あるので、晴れを維持する必要があると踏んだ場合は攻撃はあまりせずに控えに置いておくのがよいと思われる。
 技はシャンデラとラティに通るしっぺがえしを選択。今回は取り巻きがシャンデラやラティに強めにしてあるが、必ずしもそいつらをぶつけられる保障も全くないため、そのまま残してある。ただし、先制技がなくパーティの速度にも不安が強いため、でんこうせっかも十分候補に挙がる。3つめはトリックルーム対策のほえる。しかしねこだましがないため、ほえるが通る局面はあまりないと思われる。それでもないよりはマシかということで積んではあるが、キュウコンの技に関しては今後の環境も見つつ改良の余地があるということだろう。


チェリム

ギガドレイン やどりぎのたね にほんばれ まもる @たべのこし
過去記事と同個体

 前回との変更点は、持ち物をヤチェのみからたべのこしに変えたこと。ヤチェのみは発動機会もそこそこあり、ニョロトノの前に安心して居座れるいいアイテムだったが、今回は試験的にたべのこしに変えてみた。これは、雨以外が相手のときにヤチェのみが腐ることがあることと、やどりぎのたねを中心に動かすようにするのであれば、毎ターンの回復量を増やすほうがマッチするのではないかと考えたからである。さらに、交換技で繰り出す機会が多くなったため、ダメージを受けるチャンスは増えたが回復できる機会がない、という状況にもなりそうであった。たべのこしを持つことにより、相手が処理を早まったり、ミスを誘える要因にもなる、という見えないアドバンテージがあることもたべのこしのメリットであるように感じた。
 フラワーギフトがなければかなり脆く、物理方面もいかくが入っていなければ非常にまずいため、無理をさせてはいけない。攻撃面も全く当てにならないため、やどりぎのたねが立派なダメージソースである。


ランドロス

じしん いわなだれ ばかぢから とんぼがえり @こだわりスカーフ
H4AS252 ようき

 耐久面が疎かなキュウコンチェリムと相性がいいいかくを持ち、キュウコンのじしんからの逃げ先になるうえに岩技が抜群にならず、スカーフを持つことでシャンデラを完全に縛ることができ、さらに相性のいいとんぼがえりを覚えるという神のような相性を誇る。フラワーギフトによって苦手な特殊技に耐性を持ち、攻撃力もとんでもなく跳ね上がり、まさにいうことなし。雨相手には選出できないが、それ以外の相手にはほぼ100%の選出率になり、霰へもとんぼがえりやいわなだれの一貫性から十分に選出することが可能。攻撃、防御それぞれの面において抜群の相性を持ち、こいつを中心に回すことになる。
 注意しなければならないのが、相方となるチェリムが浮いていないこと。拘っているので、じしんを撃つ際はどちら側を下げるかを考えてからにしなければ、後々詰まる可能性がある。


メタグロス

コメットパンチ しねんのずつき アームハンマー まもる @ラムのみ
調整は立ち回りによるが、A重視の個体

 誰かしらいかくの効かないアタッカーが必要になるので、前回はキリキザンを採用したが、今回はメタグロスにした。これは、6匹目にサザンドラを採用したが、その際に悪タイプが被ってしまうこと、トリパ耐性を重視したこと、氷技を受けにだしたかったことによる。格闘、モロバレルの処理速度とロトムへのダメージが必要なのでしねんのずつきまでは確定とし、最後の枠はアームハンマーにした。これは、ヒードランや雨ナットレイを触れるポケモンを増やしたかった、トリパに少しでも圧力を掛けたかったことによる。ラムのみは、氷技を積極的に受けに出る必要があり、不意の凍結を防ぐのと、モロバレルのきのこのほうしを防ぐため。受けを重要視した都合上オボンのみも候補に挙がったが、それよりも状態異常対策のほうが優先すべきだと判断し、ラムのみに決定した。
 本来ならば鋼タイプはシャンデラや地面技に絶望的に弱くなってしまうため、鋼タイプを採用するのが難しかったが、ランドロスがフォルムチェンジしたおかげでそのどちらにも耐性ができた。結果としてメタグロスが採用できるようになり、以前よりも交換が圧倒的にしやすくなった。全体のバランスがとれ、安定してきている。


ロトム

ボルトチェンジ ハイドロポンプ でんじは まもる @オボンのみ
ラティオスのジュエルりゅうせいぐん
いじっぱりバンギラス抜き

 雨に対しての始動役と、バンギラスランドロスへの打点を持つことから採用。炎や氷、地面耐性も優秀で、チェリムキュウコンのどちらに対しても交換で投げることができる。晴れハイドロポンプはミスマッチではあるものの、バンギラスに撃つ際は砂状態のケースが多く、ランドロスはいかくを撒きつつ2発で処理できればいいと考えている(めざ氷を持たせてもヤチェ持ちは2発かかるし、スカーフはランドロスに持たせるので使えなかった)。でんじはのスペースは素早さが微妙なパーティになってしまったため採用してあるが、実践では使用機会は殆どなかった。それよりもバンギハッサムの組み合わせに対してキュウコンサザンドラのどちらも選出しにくかったので、めざ炎個体に変える方向で考えている。もしくはガブリアスも非常に厳しい相手なので、後撃ちにはなるがめざ氷も試してみたいと思っている。雨に対してできるだけ撹乱して欲しいのでオボンのみで耐久力を補強。手助けをされるとりゅうせいぐんで落とされる可能性もあるが、基本的には横にサザンドラを置いているので、恐らく問題はない。


サザンドラ

りゅうせいぐん あくのはどう かえんほうしゃ まもる @ハバンのみ
殆どのドラゴン技を耐えるレベルまで耐久振り
耐久無振りシャンデラ確1

 サザンドラの採用理由は、キングドラ含むドラゴンを抑えること、クレセリアへの打点の確保、炎技の採用、シャンデラへの対抗策である。
 雨キングドラに対しては上述したとおりロトムが1発で倒される可能性が出てきた。そこで、ねこだまし等何らかのサポートを初手で行う必要が出てきたが、ねこだましではパーティ全体で苦手とするドラゴンに対応することができない。そこで、クレセリアシャンデラに対応できる悪タイプ枠としても運用できるサザンドラに決定した。目的上サザンドラの持ち物はタスキはハバンになるが、シャンデラに受けだしすることも考えてハバンのみを採用。タスキではシャンデラかドラゴンのどちらかしか見ることができず、両方積んであるパーティがしんどくなる。ハバンの都合上、努力値はかなり耐久ベース。結果として晴れ状態でもキングドラを抜けなくなり火力も足りないが、そこはブラフや交換技等のダメージで補いたい。また、いかくやフラワーギフトでの耐久アップがある都合上、タスキよりもハバンのみの方が良いと思っている。浮いていることから、ランドロスのじしんを撃ちやすくしているが、氷の一貫性がすぐに発生してしまうため、選出の際には十分気をつけたい。一応、C158いのちのたま持ちユキノオーのダブルダメふぶきなら霰1発込みでも耐えられる。