霊獣3体についてすこ〜し考えた まる

まだBW2の初期環境も定まってはいませんが、新キャラクター()のおっさんについて考えてみたいと思います。


トルネロス
画像 後ほど
種族値 H79 A100 B80 C110 D90 S121 計580
特性 さいせいりょく

 まず防御よりの種族値になったことだが、もともとトルネロスは単飛行タイプであり、繰り出し性能がかなり低かった。今回BとDが10ずつ高くなってはいるが、この程度だと特化してようやく…といったレベルなので、相変わらず耐久力を生かすというのは難しい。いたずらごころも失ってしまったので、補助技を駆使するのも現実的ではない。
 また、Sが速くなってこそいるが、実践ではS種族値112〜120のポケモンは出現率が低く、得られるメリットはあまり多くないと思われる。火力も15ずつ犠牲になってしまっているので、縛り能力も下がってしまったと考えられる。

以上のことから、思いついた型は↓

@いのちのたま or こだわりスカーフ
エアスラッシュ ねっぷう めざめるパワー氷 or くさむすび or とんぼがえり or きあいだま or まもる から2つ選択

 FCによって火力が下がってしまったことを補完し、反動ダメージは再生力でカバーすることができるいのちのたま。ジュエルアクロバットラティオスを一撃圏内に入れることが無理になったため、物理を完全に捨てエアスラッシュでの特殊型に。ねっぷうも覚えられるようになったため、メタグロスにも受け出しを許しにくくなった。3つめの技はめざパ以外はバンギラスの弱点をつけるうえに、スカーフバンギラスはS186でFCトルネロスよりも遅いため、縛られることがなくなった。
 スカーフを持たせるメリットは、トルネロスにS補正をかけなくても相手の最速スカーフ105属までを抜ける点。特にめざ氷や格闘技を持っている場合、相手のドラゴンを広く見れるようになる。相手のスカーフ対策として扱えるのではないかと思っている。
 実践では他のおっさんが採用されるケースが多くなりそうなので、出現率自体は低いだろうが、その分出てきたときの対処法が薄くなりがち。ねっぷうがある分鋼では受けられないので、必ず注意する必要がある。

○ダメージ
@いのちのたま
エアスラッシュ   カポエラーがH157D138(実数値)から確定耐
ねっぷう(ダブル) ナットレイがH181D159から確定耐
            メタグロスにH187D130まで確2


ボルトロス
画像 後ほど
種族値 H79 A105 B70 C145 D80 S101 計580
特性 ちくでん

 一番のポイントはCが145に上昇したところだろうか。メインウエポンがC同値のシャンデラよりも半減しにくいため、攻撃させること自体が既に危ないレベル。特に雨パに入るこだわりメガネかみなりはH187D127メタグロスでようやく確定耐え(ルームを張りにいけるドータクンがH252でほぼ同値)。受けが全く成立しない(仮に半減してもマヒの可能性があり、トリトドン以外の地面タイプは雨に簡単に投げられるものではない)ので、今後しばらくは雨パが息を吹き返すと思っている。
 いたずらごころを失ったことによりでんじはやいばるが採用しにくくなったため、空いた技スペースにくさむすびきあいだまといったバンギラストリトドンへのダメージソースを持つことが容易になった。結果として攻撃に特化することが可能になり、強化アイテムもちの個体が増える可能性が十分に考えられる。逆に、通常フォルムのほうはいたずらごころを生かさないと存在が厳しくなったため、従来のおだやか型に収束しそうである。
 難点はSが101に下がってしまったことだろうか。ガブリアスを縛れなくなり、ラティオスには縛られるようになってしまった。先制ででんじはをばら撒くことができなくなり、おだやかの個体も減少すると予想されることから、上を取られる相手には滅法弱くなってしまった(雨パに入れることで、それらの苦手要素はあらかたキングドラがなんとかしてくれる)。トリトドンでもこいつのあいてをするのが厳しくなってしまった以上、ドラゴンやナットレイモロバレルあたりが対策の鍵になるだろうか。炎、水ロトムでは、Cが下がるオーバーヒートや命中不安なハイドロポンプに頼らざるを得なくなったため、相手にするのはかなりの不安要素がある。
 対策するなら、上を取って一撃で沈めることだろう。ラティオスならマヒらなければ受けだしから勝てる。ラティアスでは処理速度が遅いため、横のポケモンが狙われる可能性がある。また、ユキノオーなら雨にも投げられる上にスカーフを持てば上から叩ける。リンドトリトドンなら電気技読みで投げても猶予があるが、それ以外だと読み間違えでも落ちるため投げないほうが無難。キングドラも考慮したきあいのタスキ持ちガブリアスなら岩技もあるため比較的戦いやすい。それ以外には、格闘技があれば無理だが雨を広く見れるナットレイ、いかりのこなで相方頼みになるがモロバレルだろうか。特に草タイプは雨パ相手にも必要になり、相手のパーティの半分を威圧できる。

○ダメージ
@いのちのたま
10まんボルト        H4シャンデラ中乱数1
くさむすび          トリトドンがH218D131(実数値)から確定耐
めざめるパワー氷     H4ラティオスに104〜125ダメージ
めざめるパワー飛行   ローブシンがH212D115(実数値)から確定耐
とんぼがえり(A30下降) H4ラティオスぴったり確2

@こだわりメガネ
かみなり         メタグロスがH187D127(実数値)から確定耐
              バンギラスがH207D121(実数値)で砂状態で111〜132ダメージ(受けが成立しない)
              H252ロトム最低乱数以外1発
              ロトムがH157D152(実数値)から確定耐
10まんボルト       シャンデラがH167D111(実数値)で最大乱数で落ちる
くさむすび        トリトドンがH218D123(実数値)まで確1(特化してぎりぎり確2=リンドがないと一撃)
              バンギラスがH207D121(実数値)で砂状態で148〜176
めざめるパワー氷    H4ラティオスに120〜142ダメージ
めざめるパワー飛行  モロバレルがH221D127から確定耐


ランドロス
画像 後ほど
種族値 H89 A145 B90 C105 D80 S91 計600
特性 いかく

 どちらの特性でも強いことには変わりないのだが、いかくのほうが使いやすいのではないかと思っている。まずランドロスはSが91に下がったが、これは実践で考えられるほぼ全てのドラゴンに抜かれるため、非常にまずいことである。そこで、こだわりスカーフを持たせたくなるが、ここでいかくやとんぼがえりとの相性が光る。Aも145に上昇したため、とんぼがえりの威力も馬鹿にならず、打点の持ちにくかったクレセリアへの対応が可能となる。なによりもスカーフシャンデラのめざ氷によって倒される心配がなくなったのも大きい。Cが105残っているため、一応めざパ程度なら扱えるが、等倍ならじしんでごり押し可能なため、ドラゴンや同属を見るめざ氷にワンチャンがある程度か。
 格闘を受けれるいかく持ちなため、従来のバンギランドにもすんなりと組み込める。だが、再生力モロバレルの影響もあり、ローブシン等が冷凍パンチを持つ可能性が出てきたため、交換読みにも注意しなければならない。
 最も良い対策はスカーフボーマンダボーマンダは控えめが多いため、その上を取るためにランドロスは陽気である可能性が十分に考えられる。よって、ボーマンダは火力を削ってでも臆病にする必要があるが、一応ハイドロポンプがある(ウルガモスシャンデラにも撃てるため腐らない)ため、命中を考慮しなければまず勝てる(最悪外しても威嚇は残るため、後続でなんとかできる)。また、冷凍パンチを覚えた格闘タイプなら、ランドロスを呼んだ上で殴ることができる。特殊型がほぼいないはずなので、いかくで戦闘力をほぼ間違いなく下げれるところを上手く使って2体がかりで相手にすることになるだろう。ちなみにスカーフユキノオーはスカーフ率の高さから高確率で逃げられると思う。そもそもスカーフ率が高いかは現状では判断できないが、少なくとも私は高くなると思っている。それ以外だと火力強化アイテムだろう。

○ダメージ
@じめんのジュエル
じしん(ダブル) メタグロスがH187B151(実数値)で168〜198ダメージ

ダメージは疲れたのとめぼしいものがなかったためこれだけ。
とんぼがえりはラティオスに6.5〜8割、じしんはメタグロスバンギラスに7割程度。
スカーフならとんぼがえりでダメージを蓄積して最後にじしんで掃除する形になるだろうか。
ジュエルなら完全に一撃必殺タイプ。メタグロスでも一発でバイバイする